だりブログ

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コンデジ写真中心に、旅に絡めた日常をアーカイブ。

岡山芸術交流内覧会。行ってみること。

岡山芸術交流というアートイベントの内覧会に参加しました。

岡山芸術交流についてはこちら(公式サイト)

 

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国内外からのいろんな現代アート作品を、上司と後輩とで見て回りました。

岡山駅から少し離れた場所の界隈に集まっていて、

休憩を挟みつつ、じっくり見て回れるには

1日くらい必要かな〜という感じの規模です。

 

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普段、美術館など訪れることがあるのですが、

一人で行くことが多いです。(そんな人は多い筈)

「ほ〜〜へ〜〜〜」という感じで、

なかなか、知識が豊富なわけではないので、

記憶に残るものってインパクト大の物だけだったりします。

(私はいつもそう)

 

でも、今回は途中で気づきました。

一人で作品を見て回るよりも2人(年齢層がある)以上で

見て回るほうがいい。

 

もちろん、「じっくり見て、浸りたい。」気持ちになることもあるし、

相手の時間やペースを気にせずに、一人で見て回りたい場合もあります。

今回は50歳の上司、20代前半の後輩。アラサーの私。

というバランス感覚で芸術の1日を過ごしたので、

とてもファンタスティックな発想がポンポン!と出て、

自分には考えもつかないような新しい視点を発見できたりしました。

 

職業柄、空間デザインをしているためなのもあるかもしれないけれど、

その会話の中身は、作品のことを「理解する」とかではなくて、

ただただその作品を見て、

「私たちならこうする」みたいな会話だったと思います。

 

芸術、特に現代アートはその背景にある物語や意図などが

とてもとても深くてわかりづらいことが多いような気がします。

すべての芸術作品においても言えることかもしれないけれど、

「簡単に素人が玄人の脳みそを解読してしまえるようなものではない」

ということだと思います。

「不可解なのだからプロの仕事」なのだな〜ということ。

 

先入観と固定観念がすべての邪魔をする。

大人になるにつれて経験値が上がると、

「それって大体こんな感じなんでしょ〜」とか頭の中で勝手に

先入観と固定観念が幅を利かせていることが多くなります。

 

これってほんまに人生無駄にしている!

世の中には知らないことばっかり。

その道の専門家にならない限りわからないことだらけです。

自分が予想していることなんて、

大体28年間の間の小さな小さな経験値の範疇でのことでしかない。

と思っていると大体のことは本当に面白い。

 

今まで気づきもしなかったけれど、気が付けば、

格好をつけているだけの自分で、

「自分はわりと何でも知っている。できる方の人」と

勝手に自負しているところがあったことが

いろんな悩みの種だったのだろうなと確信しました。

(この芸術祭でw)

今更何を。。という感じですが、

 

とにかく「謙虚でいること」が大切ということは多く言われますが、

ついつい傲慢になってしまうとき、

「私は何も知らない。」

と思うことでこんな日々面白いんだな〜ということです。

 

最後に

 

最近読んだ本の中でこんな内容があります。

「自分を捨てる仕事術 鈴木敏夫が教えた「真似」と「整理整頓」のメソッド」著者:石井朋彦さん 

 

「自分なんてどこにもいない。自分の中には何もない。何かあるとしたら、それは外、つまり他人の中である。」

 

「自分へのこだわり」を捨てることが仕事をするうえなどで、

とても楽しくなる方法だということを書いているけれど

私にとってはもう一つの意味もあって、

「先入観を捨てる」

そうすると人生はとても楽しい。

ということなんだと思うのです。

 

終わり